榎本岳幸(えのもとたかゆき)です。
私は「人材」のことを「人財」と書きます。
これは変換を間違えているというわけではなく、
意味があって「財」という文字を使っているのです。
「なにか意味があるのですか?」と聞かれたので、
あえて「財」という文字を使っている理由について
お伝えさせていただきたいと思います。
“財”とは「価値のあるもの・貴重なもの」
という意味があり、人財とは、
「かけがえのない人・代わりのいない人」
という意味があります。
これからの時代で求められる人、
そしてより豊かな価値を手に入れる人の条件は
希少性があり、付加価値が高いことです。
今後、ロボットや人工知能が進化し続ける中で、
私たちが世の中に必要とされるために大切なことは、
取り換えのきく「人材」ではなく、無くてはならない
存在の「人財」となることなのです。
そして人財となるために必要なことは、
自主性を持っている事です。
自分の行動に責任を持ち、
外的な要因に言い訳をしないで、
今自分に出来ることに最善を尽くす。
やらされているのではなく、
自ら定めた目的・目標を、自分や自分の周りの人、
そして世の中のために達成できる人を目指します。
そんな人財を育成することで、その人の人生も、
周りの人たちも、会社も、地域も、国も、
そして世界にも貢献ができると信じています。
人財は、「2:6:2」の法則でいう、
最初の2に当たります。
この法則は、集団におけるメンバーの
性質の割合を表しています。
アリやハチの集団を観察すると
一定の法則が見られます。
一生懸命に働くアリやハチは、全体の20%。
それに対し普通に働くアリやハチが60%。
残りの20%はさぼったり、いいかげんに働く
傾向にあるということです。
すなわち人財とは、主体的な考え方と
行動ができるリーダでもあります。
ですから、私たちの目指す人財育成とは、
「リーダーシップ育成」と言うこともできると思います。
言われるがままに仕事をするのではなく、
自分自身の頭で考え、そして行動を起こせる
人財を育成していく。
それが、私たちの使命だと考えています。
そんな理由から、「人材」ではなく
「人財」という言葉を使っているのです。
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