榎本岳幸(えのもとたかゆき)です。
セミナーでは、いつも
お話しさせていただいているのですが、
学習には、敵が存在します。
一体なんだと思いますか?
それは、「知ってる」と思うことです。
「それ、知ってる」と思った瞬間に
学習はストップしてしまいます。
本を読んだり、セミナーに行ったり。
いろいろと勉強をしていると、
どこかで聞いたような話というのは、
たくさん出てくると思います。
そういう時って、つい、
「それ、知ってる」
「聞いたことある」
と思ってしまいがちですよね。
ですが、そう考えてしまうだけで、
脳は学習をストップしてしまうんです。
「知ってるから聞かなくてもいいや」と
意図的に情報をシャットアウトしてしまったことって
ありませんか?
実は私も、昔はよくありました。
「知ってる、知ってる」と言って、
情報を遮断してしまう、ということが
よくあったんです。
今でこそ、どんな情報もオープンマインドで
聞くようにしていますが、今考えると
もったいないことをしてきたなぁ、と思います。
同じ話を聞いても、時と場合によって
まったく違うことに気付いたりするんですよね。
例えば、子供の頃に読んだ本や聞いた歌。
大人になってみると、
「ああ、こういう物語だったのか」とか
「こんな歌だったのか」とか。
子供の頃には気付かなかったことに気付く、
なんて経験したことないですか?
「知ってる、聞いたことある」と
情報をシャットアウトしてしまうのは、
自分で自分の成長をストップさせているのです。
「自分は、なにも知らない」
こういうスタンスで学習に臨むことで、
どんどん情報を吸収して、どんどんと
新しい気付きを得ていくことができます。
それから、もう一つ。
「知っている」ではなく
「できているか?」
できているなら、
「もっと良くできないか?」
そういう視点を持って
学習に臨むことが大切です。
知識を蓄積していくだけではなく、
得た知識をいかに実践して活かしていくのか。
それが重要なポイントになります。
「知ってる」は学習の最大の敵の一つなのです。
ぜひ、参考にしてもらえるとうれしいです!