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榎本です。

こんなクイズ、知ってますか?
 
あるレストランで、男がコーヒーを頼みました。
 
が、そのコーヒーの中には、
なんと「ハエ」が入っていたのです。
 
「おいっ!コーヒーにハエが入っているじゃないか!」
 
「申し訳ございません、すぐに取り替えます!」
 
と言って、ウェイターはそのコーヒーを下げ、
すぐにまた運んできました。

男は、そのコーヒーを口に含んだ瞬間、
 
「これはハエを取り除いただけで
前と一緒なコーヒーじゃないか!」
 
と言いました。
 
事実、そのコーヒーはハエを取り除いただけで
前と一緒のコーヒーだったのです。
 
男は、なぜ一緒なコーヒーだと分かったと思いますか?
 
■ヒント
Q:コーヒーカップに目印をつけていた?
A:いいえ。
 
Q:コーヒーの中に、まだハエが残っていた?
A:いいえ。
 
Q:男はコーヒーを口にしなくても、同じものだと分かった?
A:いいえ、口にして初めて同じものだと分かりました。
 
 
・・・
 
・・
 

 
いかがでしょうか?
 
正解は、コーヒーに砂糖を入れていたからです。
 
ちゃんと入れ直しているなら、何も入っていない
ブラックコーヒーのはずですよね。
 
ですが、口にすると甘かったので、
ただハエを取り除いただけの一緒なコーヒーだと
分かったのです。
 
これは、水平思考というクイズの一つになります。
 
「ウミガメのスープ」という本の中から
抜粋させてもらいました。
 
「水平思考」って聞いたことありますか?
ラテラル・シンキングとも呼ばれていますね。
 
これは、ものの見方を変えて、
思いも付かなかったような新しい解決策を発見したり
新しい視点から考えたりする思考法のことです。
 
私たちは、大人になるに従って
ものの見方が偏ってきます。
 
いつも見ている視点がすべてだと
思い込んでしまっているのです。
 
問題の解決策は、一つだけではありません。
 
視点や見方の角度を変えるだけで、
解決策はいくらでも見つかります。
 
ですが、常識や思考の習慣にとらわれて、
そういうものの見方・考え方が
できなくなってしまっているのです。
 
もし、なにか問題を抱えているのに
解決策が見つからない、というような時には、
水平思考で物事を考えてみることをおすすめします。
 
既成の概念や常識、ルールにとらわれず、柔軟に
新しいものの見方をすることが大切だ、ということです。
 
水平思考をするために有効なのは、
先入観を捨てて、「自分に質問をすること」
 
例えば、
 
・もし〇〇だったら?
・これがもし間違っていたとしたら?
・2つを1つに融合させるとどうなるのか?
・逆に分離してみるとどうなのか?
・ほかの角度から見るとどうなのか?
・引っ掛かる言葉はないか?
・ほかの意味には取れないか?
・簡単なことを複雑に言っているだけじゃないか?
 
など、あらゆる可能性を考えて
自分に質問をしてみてください。
 
特に、論理で物事を考える
「ロジカル・シンキング」タイプの人には、
試してもらいたい思考法です。
 
自分でも思いもよらなかった発想や
新しい視点に気付くことができるはずです。
 
集客、サービス、店づくり、新商品の開発など、
水平思考で物事を見て考えていくことで、
これまでの既成概念にとらわれない、
新しいものが生み出せるかもしれません。
 
ぜひ試してみてください!
 
追伸:
トマトつけ麺、超おすすめです!
 
新しい何かに気付くことが
できるかもしれませんよ(笑)
 
ぜひ一度食べてみてくださいね!

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