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例えば、部下に仕事を頼んだけど
まだ終わっていなかった場合、
どんな言葉がけをしますか?
 
「え?まだできてないの?」
「早く終わらせてくれなきゃ困るよ」
 
ついつい否定や命令口調に
なっていないでしょうか。
 
これって、早くやってもらうというより、
ダメ出しが目的になってますよね。

誰にでも経験があると思いますが、
やろうと思っているのに、こういう言葉がけをされると
一気にやる気がなくなってしまいます。
 
人は、他人から言われるよりも
「自分がやりたいからやる」という方が
圧倒的に行動力が上がるものです。
 
「やらされている感」を感じてしまうと、
やる気が出づらくなる、もしくは無くなってしまう。
 
これは、脳科学的にも証明されています。
 
なので、もし部下に頼んだ仕事が
終わっていなかった場合、
否定や命令の言葉ではなく、
 
「よし、じゃあそろそろ仕事に取りかかろうか」
「早く終わるように頑張ってみようぜ」
 
など、ポジティブな言葉がけにします。
 
こうすることで、目の前の課題を
他人事ではなく自分事として捉えることが
できるようになるのです。
 
会社の価値観やルールを自分のこととして捉える、
これを心理学では「内面化」と呼んでいます。
 
仕事を、他人事ではなく自分事として
捉えられるようになると、高いモチベーションで
仕事に取り組むことができるようになります。
 
役職をつけると、途端に仕事ぶりが変わる、
というスタッフがよくいますが、これも
「内面化」の作用のうちの一つだと言えます。
 
津気屋のスタッフ育成プログラムは、
この内面化が自然に起こるようになっています。
 
「この仕事は、自分の成長にとってどんな意味があるのか」
「自分の将来にどう活きてくるのか」
 
そのように考え、仕事を内面化することによって、
高いモチベーションで質の高い仕事を自主的に
できるようになるのです。
 
もし、部下にネガティブな言葉をかけている、
という心当たりがあるなら、その言葉を
ポジティブなものに変えてみてください。
 
たったそれだけ、言葉づかい一つだけで
部下の行動はまったく違うものになるはずです。
 
仕事を「内面化」させると、部下が自主的に動き出し
どんどん仕事をこなしてくれるようになるので、
上司もより自分の仕事に打ち込むことができます。
 
言葉づかいを変えるだけで、
組織を生まれ変わらせることだってできるのです。
 
「ポジティブな言葉をかける」
 
ぜひ試してみてください!

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