Pocket

「断捨離」とか「ミニマリスト」とか
モノを捨てる・減らすというのが流行ってますよね。
 
不必要なものは処分して、必要なものだけを残す。
 
確かに合理的であるとは、
頭ではわかっているんですけども…。
 
「モノを大切にしろ、粗末に扱うな」
 
と教わってきた人間には、どうしても
“もったいない”という心理が働いてしまいます。
 
特に、仕事で困るのは書類関係です。

見られて困るものはシュレッダーにかけて、
特に問題ないものはそのまま捨ててしまえば
簡単に処分できます。
 
ですが、
 
「いつかまた必要になるんじゃないか」
「一生懸命作ったものだから…」
「置いておけば何かに使えるかも」
「捨てるのがもったいない」
「メモ用紙にでも使おうか」
 
などと思ってしまうと、
なかなか捨てられなくなってしまいます。
 
頭では捨てた方がいいと分かってはいても、
心理的に捨てるのが難しいのです。
 
ここで大切なのは、
「モノを持つことにはコストがかかる」
という考え方です。
 
モノを置いておくには、保管場所が必要です。
 
仕分けする時間、梱包する時間、運ぶ時間、
探す時間、整理整頓する時間など、
これらにはすべてコストがかかっています。
 
コストという側面からモノを見れば、
本当に置いておくべきなのかどうかを
合理的に判断できるようになります。
 
「いつか使うようになるかもしれない」
「捨てるのがもったいない」
 
などと考えて、処分せず持ち続けていると、
逆にコストがかかってしまうというケースもあります。
 
書類などは、処分していいのかどうか
判断に迷ってしまう時もあるでしょう。
 
そんな時は、スマホでカシャっと
撮影しておくといいです。
 
すべての書類をスキャンして保管している、
という会社もありますが、それにかかる
時間と労力・コストは相当なものがあります。
 
処分してしまったけど、後から必要になる書類なんて
実はほとんどありません。
 
必要になりそうなものだけスキャンしておくなり、
スマホで撮影しておけばいいのです。
 
コスト意識を持って、一度お店や
事務所の中を見回してみると…
 
書類だけでなく、必要以上に不要なものが
あふれていることに気付くはずです。
 
「モノを持つことにはコストがかかる」
 
ぜひ意識して取り組んでみてください。
 
なにより、不要なモノが減ると
スッキリして気持ちいいので、仕事もはかどります!

Pocket